2008年07月21日
制御不能
1ヶ月ほど前に、北大の教授が警鐘を
鳴らしていた、エゾシカ生殖制御の話を
今日は身近に感じた。
いたるところ鹿だらけ・・・

鳴らしていた、エゾシカ生殖制御の話を
今日は身近に感じた。
いたるところ鹿だらけ・・・
でも、悲しいかなショットガンでは、届かない距離
現在ライフルを所有している駆除員のほとんどが
50歳台以上であり、6割が60歳以上である。
これは、私の所属する猟友会支部に限った話
ではないと思われる。
本日、他に出会ったハンターは0人である。
距離にして約200km、時間にして9時間だ。
見かけた鹿は30頭以上だ。
でも、弾が届く距離に入らせてくれない。
何度も、ライフルがあれば・・・と思う距離だ。
高齢となったハンターに、鹿猟は大変酷だ。
体力的にも、精神的にも、回収作業~が
大きな負担となる。
それで、ほとんどの高齢者ハンターは
あまり熱心に有害鳥獣駆除に出てこない・・・
それが我が支部の実態である。
鹿どころかカラス、キジバト駆除にも、
年間に何回? という回数しか出ない。
当然、鹿は増え続ける。
届かないショットガンの距離を知っているかのように
悠々と草地に入ってくるエゾシカ。
為す術無くとはこのことだと強く思わされる。
自然環境を司る行政庁のみなさん
銃器を司るK察のみなさん
このままで本当にいいんでしょうか?
高齢者ハンターのほとんどは年金暮らし
こんなに燃料が高騰し、弾代も高騰して
怪我なんかしたら、それこそ家族に迷惑が
かかってしまうばかりか、支部の仲間にも
迷惑はかからないだろうか・・・と考えるのは
ごく自然なこと。
だから、有害鳥獣駆除は誰のためなのか・・・
そう考えれば、無理して出る必要すらない。
自分の趣味として、猟期だけ出て、
自分の食べる分だけの獲物を確保出来れば
楽しいハンターライフが送れる。
でも、本当にこれでいいのか?

これは、今日まわってきた途中の
S川水系T川の中流域で、
子供の頃から、釣りをしてきた渓流。
画像では小さすぎて見えないが、
鴨が6,7羽泳いでいます。
ちなみに、子供の頃は、50cmオーバーの
レインボーがたくさん釣れた場所です。
当時からヤマベも30cmクラスが釣れて、
中学校の炊事遠足の定番でもあった場所です。
現在は子ヤマベが数匹しか釣れない、
さびしい渓流となってますが、
ここ数日続いた雨のせいか、昔を思い出すような
水量だったので、ついシャッターを押してしまいました。
で、何を言いたいのかというと、
水源涵養林を整備するのに、たくさんお金を使っても
そこを荒らしているエゾシカ対策が出来なきゃ、
ドブに金を投げているようなもんでしょ!
このT川の水量が減ったのも、間違いなく森林伐採など
により、山に保水力が無くなっている証拠なんだし、
川がダメになれば、林もダメになる。
そして注がれているオホーツク海はもっとダメになる。
そんな簡単なことがわからない高級官僚はいらない。
もちろん政治家もいらない。
国際サミットも大事かもしれないけど、
もっと身近なところから目を向けませんか?
ちょっと愚痴っぽくなってるけど、
この川を見て・・・
酔っぱらいの中年は思うわけです。
現在ライフルを所有している駆除員のほとんどが
50歳台以上であり、6割が60歳以上である。
これは、私の所属する猟友会支部に限った話
ではないと思われる。
本日、他に出会ったハンターは0人である。
距離にして約200km、時間にして9時間だ。
見かけた鹿は30頭以上だ。
でも、弾が届く距離に入らせてくれない。
何度も、ライフルがあれば・・・と思う距離だ。
高齢となったハンターに、鹿猟は大変酷だ。
体力的にも、精神的にも、回収作業~が
大きな負担となる。
それで、ほとんどの高齢者ハンターは
あまり熱心に有害鳥獣駆除に出てこない・・・
それが我が支部の実態である。
鹿どころかカラス、キジバト駆除にも、
年間に何回? という回数しか出ない。
当然、鹿は増え続ける。
届かないショットガンの距離を知っているかのように
悠々と草地に入ってくるエゾシカ。
為す術無くとはこのことだと強く思わされる。
自然環境を司る行政庁のみなさん
銃器を司るK察のみなさん
このままで本当にいいんでしょうか?
高齢者ハンターのほとんどは年金暮らし
こんなに燃料が高騰し、弾代も高騰して
怪我なんかしたら、それこそ家族に迷惑が
かかってしまうばかりか、支部の仲間にも
迷惑はかからないだろうか・・・と考えるのは
ごく自然なこと。
だから、有害鳥獣駆除は誰のためなのか・・・
そう考えれば、無理して出る必要すらない。
自分の趣味として、猟期だけ出て、
自分の食べる分だけの獲物を確保出来れば
楽しいハンターライフが送れる。
でも、本当にこれでいいのか?
これは、今日まわってきた途中の
S川水系T川の中流域で、
子供の頃から、釣りをしてきた渓流。
画像では小さすぎて見えないが、
鴨が6,7羽泳いでいます。
ちなみに、子供の頃は、50cmオーバーの
レインボーがたくさん釣れた場所です。
当時からヤマベも30cmクラスが釣れて、
中学校の炊事遠足の定番でもあった場所です。
現在は子ヤマベが数匹しか釣れない、
さびしい渓流となってますが、
ここ数日続いた雨のせいか、昔を思い出すような
水量だったので、ついシャッターを押してしまいました。
で、何を言いたいのかというと、
水源涵養林を整備するのに、たくさんお金を使っても
そこを荒らしているエゾシカ対策が出来なきゃ、
ドブに金を投げているようなもんでしょ!
このT川の水量が減ったのも、間違いなく森林伐採など
により、山に保水力が無くなっている証拠なんだし、
川がダメになれば、林もダメになる。
そして注がれているオホーツク海はもっとダメになる。
そんな簡単なことがわからない高級官僚はいらない。
もちろん政治家もいらない。
国際サミットも大事かもしれないけど、
もっと身近なところから目を向けませんか?
ちょっと愚痴っぽくなってるけど、
この川を見て・・・
酔っぱらいの中年は思うわけです。
Posted by T主 at 23:52│Comments(4)
│ハンティング
この記事へのコメント
同感です。
この時期、誰が好き好んで駆除に行くのでしょう?
燃料高騰に食べてもイマイチのこの時期の鹿を誰が獲るのでしょうか?
駆除で獲っても穴掘って埋める?スコップ一丁でどこまで掘れるの?
重労働です。(何らかの補償がないと出来ない時期です。)
やはり、被害に遭ってる人、行政が一丸となって考えていかなくては、手遅れになってしまうと思います・(もう、手遅れか?)
猟友会も、お金の為に駆除をすると思われるからヤダと言うのではなく、被害に遭っている人に協力する。また、その補償費を貰うことで会全体が活性化されれば良いと考えていかなければ、ハンターとして社会に貢献できないと思います。
私の町では、辛うじて他の団体から補償をしてもらって駆除をしていますが、それでも問題はかなりあります。
今時期の有害鹿駆除もライフル所持者は、それなりに獲っていますが散弾部隊は、一桁台です。
やはり、鹿が居る場所、時間、近づき方等は、長年のノウハウがあるようで、差が付きます。もちろん距離もですが・・・この地区(北海道)の奥行きのある牧草畑、デントコーン畑で近づいて撃つには、散弾では難しいです。
最低でもライフル所持許可は、5年の経験にして欲しいですね。
30日行きますので、時間があれば寄らさせていただきます。
この時期、誰が好き好んで駆除に行くのでしょう?
燃料高騰に食べてもイマイチのこの時期の鹿を誰が獲るのでしょうか?
駆除で獲っても穴掘って埋める?スコップ一丁でどこまで掘れるの?
重労働です。(何らかの補償がないと出来ない時期です。)
やはり、被害に遭ってる人、行政が一丸となって考えていかなくては、手遅れになってしまうと思います・(もう、手遅れか?)
猟友会も、お金の為に駆除をすると思われるからヤダと言うのではなく、被害に遭っている人に協力する。また、その補償費を貰うことで会全体が活性化されれば良いと考えていかなければ、ハンターとして社会に貢献できないと思います。
私の町では、辛うじて他の団体から補償をしてもらって駆除をしていますが、それでも問題はかなりあります。
今時期の有害鹿駆除もライフル所持者は、それなりに獲っていますが散弾部隊は、一桁台です。
やはり、鹿が居る場所、時間、近づき方等は、長年のノウハウがあるようで、差が付きます。もちろん距離もですが・・・この地区(北海道)の奥行きのある牧草畑、デントコーン畑で近づいて撃つには、散弾では難しいです。
最低でもライフル所持許可は、5年の経験にして欲しいですね。
30日行きますので、時間があれば寄らさせていただきます。
Posted by nonn at 2008年07月22日 21:00
nonnさん
少し前の国政選挙では、自●民党北海道選出の大先生は、
有害鳥獣駆除のライフル所持は、経験3年で・・・と豪語してましたよ。
でも、結果的に惨敗だったことや、南の方での乱射事件で
立ち消えているようです。
畑地の独特な地形は、酪農業主体で開墾してきた歴史からも
この地区では、奥行きのある地形を作り出す要因であることや、
鹿達の隠れる事が出来る起伏も多いことなど、北海道特有の
地理的条件を、現行法令は酌んでくれてませんよね。
でも、いまこの問題から目をそらせば、自然環境の崩壊は
簡単に起こるでしょうし、過去の判断と同じ過ちを行政は
犯すことになると思うんですが、騒ぐだけ騒いで¥はないという
行き当たりばったり行政は、まだこの北海道では続くんでしょうね。
真の森の番人は誰なんですか?
温暖化対策を行えば、鹿は適正な個体数となるんですか?
森を無くして、経済の屋台骨頂を占める漁業や農業を、守ることは出来るんですか?
はるみおばちゃんは答えてくれません。
職員の給料を削ることよりも、もっとやりがいのある仕事を
やらせる方が、対費用効果は上がるでしょうし、景気にも影響するのでは?
全てのマイナスベクトルが、舵取りのまずさに直結していると
感じるんですが・・・
これこそ『八方塞がり』なのでは・・・
呑む度にそう思う訳です。
nonnさん!そのうちこの話題を肴に呑みましょうね。
30日はお待ちしてますよ!是非お立ち寄りください。
少し前の国政選挙では、自●民党北海道選出の大先生は、
有害鳥獣駆除のライフル所持は、経験3年で・・・と豪語してましたよ。
でも、結果的に惨敗だったことや、南の方での乱射事件で
立ち消えているようです。
畑地の独特な地形は、酪農業主体で開墾してきた歴史からも
この地区では、奥行きのある地形を作り出す要因であることや、
鹿達の隠れる事が出来る起伏も多いことなど、北海道特有の
地理的条件を、現行法令は酌んでくれてませんよね。
でも、いまこの問題から目をそらせば、自然環境の崩壊は
簡単に起こるでしょうし、過去の判断と同じ過ちを行政は
犯すことになると思うんですが、騒ぐだけ騒いで¥はないという
行き当たりばったり行政は、まだこの北海道では続くんでしょうね。
真の森の番人は誰なんですか?
温暖化対策を行えば、鹿は適正な個体数となるんですか?
森を無くして、経済の屋台骨頂を占める漁業や農業を、守ることは出来るんですか?
はるみおばちゃんは答えてくれません。
職員の給料を削ることよりも、もっとやりがいのある仕事を
やらせる方が、対費用効果は上がるでしょうし、景気にも影響するのでは?
全てのマイナスベクトルが、舵取りのまずさに直結していると
感じるんですが・・・
これこそ『八方塞がり』なのでは・・・
呑む度にそう思う訳です。
nonnさん!そのうちこの話題を肴に呑みましょうね。
30日はお待ちしてますよ!是非お立ち寄りください。
Posted by T主 at 2008年07月23日 12:59
役所って一般市民の声が大きい事には重い腰も上がるのに
マイナーな事や声が小さい事に関しては受け流す傾向があるように
思えます。なんとなく仕方の無い事かなとも思うけどその内もっと
制御不能に陥ったら目が覚めるかも。
人間ってギリギリにならないと動かない愚かな生き物なんです。
私もその一人ですが・・汗
マイナーな事や声が小さい事に関しては受け流す傾向があるように
思えます。なんとなく仕方の無い事かなとも思うけどその内もっと
制御不能に陥ったら目が覚めるかも。
人間ってギリギリにならないと動かない愚かな生き物なんです。
私もその一人ですが・・汗
Posted by ウルフ at 2008年07月24日 23:31
ウルフさん
民主主義・多数決社会ですから、社会通念上は、やはり声の大きなものから、腰が上がるのは仕方ないとしても、北海道という孤島の自然環境を考えると、そんな社会通念や、金権政治の世の中の流れだけでは、絶対に判断してはいけないこともあるかと感じてます。
私はもっとこの現状を、道民の皆さんに知っていただきたいと思ってます。
でも、若輩者で変わり者の私には、一体どうすればいいのか見当もつかないのが現実です。ならば、現状を知ってもらって、大きな声にしていかなければ・・・と思うのですが、価値観の違いがあると、鹿が増えることよりも、ガソリンの値段の方が大切だ!と言う人もいるわけで、思うようになりません。涙
本当に自分の力不足を感じます。
民主主義・多数決社会ですから、社会通念上は、やはり声の大きなものから、腰が上がるのは仕方ないとしても、北海道という孤島の自然環境を考えると、そんな社会通念や、金権政治の世の中の流れだけでは、絶対に判断してはいけないこともあるかと感じてます。
私はもっとこの現状を、道民の皆さんに知っていただきたいと思ってます。
でも、若輩者で変わり者の私には、一体どうすればいいのか見当もつかないのが現実です。ならば、現状を知ってもらって、大きな声にしていかなければ・・・と思うのですが、価値観の違いがあると、鹿が増えることよりも、ガソリンの値段の方が大切だ!と言う人もいるわけで、思うようになりません。涙
本当に自分の力不足を感じます。
Posted by T主 at 2008年07月25日 00:09
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