2009年03月19日
事件です
怒濤の週間が終わりました。
激動の週間でしたが、そんな中でも、
大変尊い物を得ることの出来ましたし、大事件もありました。

激動の週間でしたが、そんな中でも、
大変尊い物を得ることの出来ましたし、大事件もありました。

まず、西興部での研修ですが、
私にとって、今まで釈然としなかったことが、
しっかりと熱い血潮が流れるようになりました。
漠然とおいしい肉を食べたい!
だから撃つ
撃つからには良い道具がほしい
とりあえず、最高級の贅沢ではないでしょうが、
今の私の中では、十分なアイテムが揃い、
結果も猟果として出しているし、
おいしいと家族にも言われる肉を供給できている。
なのに、何故か釈然としない物があった。
金でも無く、マテリアルでもなくて・・・
何か足りない・・・いつも思っていました。
それが何なのか解らず・・・。
答えは、猟師として、森の番人としてのモチベーションを
保ち続ける使命感だったのだと、気がつきました。
北海道に留まらず、全国の野生動物との戦いを
この西興部で知ることが出来ました。
講師の話は、北海道において・・・の部分だけでしたが、
全国各地から来ていたハンターの声を聞き、
保護管理という使命感こそが
私をもっと強く動かす原動力だと気がつきました。
保護管理というと、手厚く動物を保護し、適正な飼育管理などと
捕らわれがちですが・・・
私の住む世界においては、人間のエゴだけで飼われる
不幸な愛玩動物のことではありません。
ワイルドアニマル
これの保護管理です。
以前は有害駆除と呼ばれていました。
でも、適正な個体数へコントロールすることこそ
管理なのです。
日本語は難しく、頭に保護と付ける理由は、
管理の大義名分にあります。
適正な個体数にしなければ、種が絶滅するばかりか
他の種や、植物までも巻き込んだ自然界の崩壊を
感じる訳でして、その意味合いを単語で表すならば
保護が正しいかと・・・
日本人は保護を『過保護』と捉えがちですが、
『過保護』は虐待であることも、理論的な証明が得られたのが
今回の研修会での収穫でした。
保護管理のために、トリガーを引くんだ。
職業上、私がやらないで、一体誰がやる?
それは自分一人ではないことが、研修会で出会った仲間達も
漠然と考えいたことなのだと解ったことも収穫でした。
本当の敵は、間違えた動物愛護集団であることも
薄々気がついていましたが、自分の考えに自信が持てませんでした。
それが間違いではなかったことを、講師達は学術的に証明してみせたのです。
公害関連法令も、昔の産業型公害を対象とした、
現代においてはそぐわない法体系ですが、
動物愛護もそれに負けないくらいに、現代にそぐわないものであることが
解ったのです。
でも、よく考えれば、それは自然なことで、
米国を始めとして、森林保護官がショットガンで有害駆除を
行う姿が、どうして守るべき立場の人間が生き物を殺すのだろうと
釈然としなかったことも、ちゃんとした裏付けがあり、
それを行わなければ、全ての自然をやがて失うからだと
はっきりと解りました。
人間の森林開発行為が、ワイルドアニマルを減らしていると
思っていましたが、逆に現在有害鳥獣駆除されている動物が
なぜ増え続けるか疑問でした。
間違えた動物愛護の他に、エサやねぐらを提供していただけなんです。
人間の森林開発行為は・・・
乱獲や無秩序さがワイルドアニマルを減らし・・・と
騒ぎ立てたマスコミの浅薄な知識に、踊らされていただけなんです。
そして、増えすぎる有害鳥獣は日本に限ったことではなく、
世界中で起こっており、プロフェッショナルな駆除業者が
動物福祉に則って、適正な個体数へコントロールしていることも
世界では今や標準となりつつあります。
私は、このプロフェッショナル的なことを大義名分に
これからも銃を持つべきなんだと思いました。
研修には当然、色々な人が来ていました。
これじゃあ、世間から誤解を受けるよな・・・と思うような人もいました。
この研修で何を学んでいったかは解りませんが、
やはり北海道は、この個体数コントロールにおいて最先端を
知らないうちに進んでいたようです。
でも、まだ満足のいくコントロールじゃないんです。
それは本来自然環境を守るべき目的を持ち生まれた法令が
邪魔をしていることに気がつきます。
関係法令は、愛玩動物のためだけの粗悪な法律もあり
それが、コントロールを阻害していたり、
使う道具の制約受けたりと、
誠に本末転倒な結果を生み出しています。
さらに縦割り行政の弊害がプラスされて、
身動きも獲れない現状ですが、
さらに、乱射野郎などのせいで、もはや窮地に追い込まれ
反対勢力に対する、的確な理論展開も出来ない状況でした。
でも、やっぱり自分の考えていたことは正しかったのだと
歴史的な背景や、積算された数字のトリックなどから
確信を持つことが出来ました。
次は大事件のことですが、
私の町にもラスカルがやってきていました。
昨年何故かタヌキを多数目撃しました。
夜間に見かけるので、タヌキだと思っていましたが、
それが全部ラスカルだったことが判明しました。
まるまる太って、かわいいタヌキだなと、
車を停めて写真まで撮ろうとした私ですが、
吠えられ威嚇され、撮影が出来ませんでした。
タヌキなら、逆に逃げて行っちゃいますよね。
それから特徴である尻尾の毛が落ちていることから、
ラスカルだと判別できなかった可能性もあります。
それは疥癬に感染しているラスカルである可能性が高いわけです。
現在事実関係の証拠を集積してますが、
本格的な発表となれば、色々と忙しくなりそうです。
私にとって、今まで釈然としなかったことが、
しっかりと熱い血潮が流れるようになりました。
漠然とおいしい肉を食べたい!
だから撃つ
撃つからには良い道具がほしい
とりあえず、最高級の贅沢ではないでしょうが、
今の私の中では、十分なアイテムが揃い、
結果も猟果として出しているし、
おいしいと家族にも言われる肉を供給できている。
なのに、何故か釈然としない物があった。
金でも無く、マテリアルでもなくて・・・
何か足りない・・・いつも思っていました。
それが何なのか解らず・・・。
答えは、猟師として、森の番人としてのモチベーションを
保ち続ける使命感だったのだと、気がつきました。
北海道に留まらず、全国の野生動物との戦いを
この西興部で知ることが出来ました。
講師の話は、北海道において・・・の部分だけでしたが、
全国各地から来ていたハンターの声を聞き、
保護管理という使命感こそが
私をもっと強く動かす原動力だと気がつきました。
保護管理というと、手厚く動物を保護し、適正な飼育管理などと
捕らわれがちですが・・・
私の住む世界においては、人間のエゴだけで飼われる
不幸な愛玩動物のことではありません。
ワイルドアニマル
これの保護管理です。
以前は有害駆除と呼ばれていました。
でも、適正な個体数へコントロールすることこそ
管理なのです。
日本語は難しく、頭に保護と付ける理由は、
管理の大義名分にあります。
適正な個体数にしなければ、種が絶滅するばかりか
他の種や、植物までも巻き込んだ自然界の崩壊を
感じる訳でして、その意味合いを単語で表すならば
保護が正しいかと・・・
日本人は保護を『過保護』と捉えがちですが、
『過保護』は虐待であることも、理論的な証明が得られたのが
今回の研修会での収穫でした。
保護管理のために、トリガーを引くんだ。
職業上、私がやらないで、一体誰がやる?
それは自分一人ではないことが、研修会で出会った仲間達も
漠然と考えいたことなのだと解ったことも収穫でした。
本当の敵は、間違えた動物愛護集団であることも
薄々気がついていましたが、自分の考えに自信が持てませんでした。
それが間違いではなかったことを、講師達は学術的に証明してみせたのです。
公害関連法令も、昔の産業型公害を対象とした、
現代においてはそぐわない法体系ですが、
動物愛護もそれに負けないくらいに、現代にそぐわないものであることが
解ったのです。
でも、よく考えれば、それは自然なことで、
米国を始めとして、森林保護官がショットガンで有害駆除を
行う姿が、どうして守るべき立場の人間が生き物を殺すのだろうと
釈然としなかったことも、ちゃんとした裏付けがあり、
それを行わなければ、全ての自然をやがて失うからだと
はっきりと解りました。
人間の森林開発行為が、ワイルドアニマルを減らしていると
思っていましたが、逆に現在有害鳥獣駆除されている動物が
なぜ増え続けるか疑問でした。
間違えた動物愛護の他に、エサやねぐらを提供していただけなんです。
人間の森林開発行為は・・・
乱獲や無秩序さがワイルドアニマルを減らし・・・と
騒ぎ立てたマスコミの浅薄な知識に、踊らされていただけなんです。
そして、増えすぎる有害鳥獣は日本に限ったことではなく、
世界中で起こっており、プロフェッショナルな駆除業者が
動物福祉に則って、適正な個体数へコントロールしていることも
世界では今や標準となりつつあります。
私は、このプロフェッショナル的なことを大義名分に
これからも銃を持つべきなんだと思いました。
研修には当然、色々な人が来ていました。
これじゃあ、世間から誤解を受けるよな・・・と思うような人もいました。
この研修で何を学んでいったかは解りませんが、
やはり北海道は、この個体数コントロールにおいて最先端を
知らないうちに進んでいたようです。
でも、まだ満足のいくコントロールじゃないんです。
それは本来自然環境を守るべき目的を持ち生まれた法令が
邪魔をしていることに気がつきます。
関係法令は、愛玩動物のためだけの粗悪な法律もあり
それが、コントロールを阻害していたり、
使う道具の制約受けたりと、
誠に本末転倒な結果を生み出しています。
さらに縦割り行政の弊害がプラスされて、
身動きも獲れない現状ですが、
さらに、乱射野郎などのせいで、もはや窮地に追い込まれ
反対勢力に対する、的確な理論展開も出来ない状況でした。
でも、やっぱり自分の考えていたことは正しかったのだと
歴史的な背景や、積算された数字のトリックなどから
確信を持つことが出来ました。
次は大事件のことですが、
私の町にもラスカルがやってきていました。
昨年何故かタヌキを多数目撃しました。
夜間に見かけるので、タヌキだと思っていましたが、
それが全部ラスカルだったことが判明しました。
まるまる太って、かわいいタヌキだなと、
車を停めて写真まで撮ろうとした私ですが、
吠えられ威嚇され、撮影が出来ませんでした。
タヌキなら、逆に逃げて行っちゃいますよね。
それから特徴である尻尾の毛が落ちていることから、
ラスカルだと判別できなかった可能性もあります。
それは疥癬に感染しているラスカルである可能性が高いわけです。
現在事実関係の証拠を集積してますが、
本格的な発表となれば、色々と忙しくなりそうです。
Posted by T主 at 23:09│Comments(12)
│ハンティング
この記事へのコメント
はじめてのコメントです。
私は 始めたころには趣味としてのハンティングを楽しんでいましたが、 森の現状をまのあたりにしているうちに 「何かが狂っている、それも悪い方向に向かっている」と感じるようになりました。
趣味人としてハンティングを楽しませてもらっているハンターとして 「保護管理」に協力すべきとも思うようになりました。
それにしても現状に合わない法律。 縦割り行政の弊害。 それに乱射野郎ですか。 色々とありますね。
一般の方や行政の担当者などに 森の番人の必要性、現行の保護管理ではなく 現状にあったもっと良い保護管理の方法についての考えなども紹介してください。
私は 始めたころには趣味としてのハンティングを楽しんでいましたが、 森の現状をまのあたりにしているうちに 「何かが狂っている、それも悪い方向に向かっている」と感じるようになりました。
趣味人としてハンティングを楽しませてもらっているハンターとして 「保護管理」に協力すべきとも思うようになりました。
それにしても現状に合わない法律。 縦割り行政の弊害。 それに乱射野郎ですか。 色々とありますね。
一般の方や行政の担当者などに 森の番人の必要性、現行の保護管理ではなく 現状にあったもっと良い保護管理の方法についての考えなども紹介してください。
Posted by 新米親父 at 2009年03月20日 01:48
お疲れ様でした。
今回のこの研修、わが町にも文書が回ってきていたみたいですが、農業振興課の課長の机で止まってしまい、町職員の誰も知らなかったようです。
わが町には関係の無い話だと判断したのでしょう・・・。
役場に届いていない被害はかなりあるのに。
市町村職員が対象とのことでしたが、チャンスがあれば行きたかったな・・。
年度末で何かとお忙しいようですが、落ち着いたら是非お会いして語ってください。
お酒とアッチは弱い私ですが、何時でも付き合いますヨ。
今回のこの研修、わが町にも文書が回ってきていたみたいですが、農業振興課の課長の机で止まってしまい、町職員の誰も知らなかったようです。
わが町には関係の無い話だと判断したのでしょう・・・。
役場に届いていない被害はかなりあるのに。
市町村職員が対象とのことでしたが、チャンスがあれば行きたかったな・・。
年度末で何かとお忙しいようですが、落ち着いたら是非お会いして語ってください。
お酒とアッチは弱い私ですが、何時でも付き合いますヨ。
Posted by JOHN DEER at 2009年03月20日 10:18
新米親父 さん
コメントありがとうございます。
私のような若輩者が、新米親父さんをはじめとして諸先輩方に
意見できる立場ではないことは重々承知で、
『保護管理』を語らせていただくとすれば、
新米親父さんの感じ方、「何かが狂っている、それも悪い方向に・・・」
この感覚があることが非常に大切だと思います。
この感覚を、一体どれほどのハンターが持っているのか・・・
森の番人として活動されているよりも、自己の趣味で活動されている
ハンターさんの方が多い訳です。
でも、それを誰も責めることはできません。
現行法令では、趣味のハンティングが大多数です。
これを業として、生活をされている方は少ないのが現状です。
プロハンターと言えば、捕った獲物の肉を販売したり、ガイドをやったり
でしょうが、仕事的には対価を獲得するのが優先で、
保護管理は二の次にならざろうえない訳です。
これも、現行の狩猟を取り巻く法令では、致し方ない結果です。
しかし、諸外国では保護管理を、会社組織に委託しています。
ホワイトバッファローなどの会社です。
この方法は、狩猟目的ではありませんので、捕った獲物の利用は
あり得ません。ただ個体数を減らすために、動物福祉を尊重した
殺し方を行います。当然、ワイルドアニマルと愛玩動物の区別のつかない
方々は、猛反発するわけです。これに対抗する法整備が必須です。
それから、適正な個体数をはっきりさせなくてはなりません。
これは、国や道がすでに野生動物の実態調査のため、
専門の室を設けて活動しています。
予算や人員的にはまだまだ足りませんが・・・。
そして、今の段階はこの野生動物環境をもっと知ることが、
最優先課題だと思います。これをなくして、次の手は打てません。
ライトセンサスや、狩猟報告は貴重な現場の声です。
ほとんどのハンターは面倒くさいだけに思われますが、
前出の「何かが狂っている・・・」が、数字的に積算される唯一の
調査物です。それだけにあの報告書は重みがあるのです。
数字が固まれば、一気にその適正な個体数まで、
コントロール開始です。その手段には趣味のハンターよりも
会社組織などのプロフェッショナルハンターや
ガバメントハンターが活躍できる環境が必要です。
新米親父さんや私などのように、「保護管理」に協力したい!
そんな人間が10名もいれば、プロフェッショナルハンターを
抱える会社組織はNPOでも立ち上げることが出来ます。
たぶん鹿柵を作っている予算の1/10くらいで、コントロールが
出来るのではないでしょうか?
海外派遣協力隊のように、職場で休職や義務免除扱いを受けられれば
2,3年は協力しても良いと思ってます。
アメリカのグリーンニューディール政策のように、
北海道のエゾシカ問題は、銃を撃つ人の数が少ないのが、
捕獲頭数を伸ばせない主な原因です。
撃った後の処理も、撃った人間がやっているのでは、
効率が悪くて当然です。
撃つ人、運ぶ人、処理する人、利用する人と、
完全に役割を分業すれば、効率は上がりますし、
そこに今まで無かった雇用が生まれます。
10年後にはハンターの数が半分以下になっており、
ますます深刻な状態となりますよね。
しかし、次世代のハンター育成も必要ですが、
後方支援部隊の育成も必要だと、研修会では発言させていただきました。
北海道環境科学研究センターの某室長からも、この考え方について
絶賛されたところです。
私は今のハンターさん達には、もっと捕獲する余力があると
感じております。その足かせとなる残滓処理や販売ルートの確立、
利用促進の普及は、やはり行政側でバックアップするのが、
必要だと考えています。
現在、北海道では年間7万頭の鹿が捕獲されています。
しかし、出生率やセンサスから考えると、この数字は物足りないどころか
その年に生まれる鹿を捕獲することもままならない状況です。
色々なやり方はありますが、雌鹿を短期間の内に大量に捕獲しなければ
個体数はどんどん増えていきます。
雌鹿の捕獲は特に手厚い報奨金を出したり、
残滓処理をバックアップしたりすることが必要です。
理想で行けば、少なくてもこの倍の15万頭は捕獲したいところです。
大変長くなりましたので、また次の機会にご紹介させてください。
コメントありがとうございます。
私のような若輩者が、新米親父さんをはじめとして諸先輩方に
意見できる立場ではないことは重々承知で、
『保護管理』を語らせていただくとすれば、
新米親父さんの感じ方、「何かが狂っている、それも悪い方向に・・・」
この感覚があることが非常に大切だと思います。
この感覚を、一体どれほどのハンターが持っているのか・・・
森の番人として活動されているよりも、自己の趣味で活動されている
ハンターさんの方が多い訳です。
でも、それを誰も責めることはできません。
現行法令では、趣味のハンティングが大多数です。
これを業として、生活をされている方は少ないのが現状です。
プロハンターと言えば、捕った獲物の肉を販売したり、ガイドをやったり
でしょうが、仕事的には対価を獲得するのが優先で、
保護管理は二の次にならざろうえない訳です。
これも、現行の狩猟を取り巻く法令では、致し方ない結果です。
しかし、諸外国では保護管理を、会社組織に委託しています。
ホワイトバッファローなどの会社です。
この方法は、狩猟目的ではありませんので、捕った獲物の利用は
あり得ません。ただ個体数を減らすために、動物福祉を尊重した
殺し方を行います。当然、ワイルドアニマルと愛玩動物の区別のつかない
方々は、猛反発するわけです。これに対抗する法整備が必須です。
それから、適正な個体数をはっきりさせなくてはなりません。
これは、国や道がすでに野生動物の実態調査のため、
専門の室を設けて活動しています。
予算や人員的にはまだまだ足りませんが・・・。
そして、今の段階はこの野生動物環境をもっと知ることが、
最優先課題だと思います。これをなくして、次の手は打てません。
ライトセンサスや、狩猟報告は貴重な現場の声です。
ほとんどのハンターは面倒くさいだけに思われますが、
前出の「何かが狂っている・・・」が、数字的に積算される唯一の
調査物です。それだけにあの報告書は重みがあるのです。
数字が固まれば、一気にその適正な個体数まで、
コントロール開始です。その手段には趣味のハンターよりも
会社組織などのプロフェッショナルハンターや
ガバメントハンターが活躍できる環境が必要です。
新米親父さんや私などのように、「保護管理」に協力したい!
そんな人間が10名もいれば、プロフェッショナルハンターを
抱える会社組織はNPOでも立ち上げることが出来ます。
たぶん鹿柵を作っている予算の1/10くらいで、コントロールが
出来るのではないでしょうか?
海外派遣協力隊のように、職場で休職や義務免除扱いを受けられれば
2,3年は協力しても良いと思ってます。
アメリカのグリーンニューディール政策のように、
北海道のエゾシカ問題は、銃を撃つ人の数が少ないのが、
捕獲頭数を伸ばせない主な原因です。
撃った後の処理も、撃った人間がやっているのでは、
効率が悪くて当然です。
撃つ人、運ぶ人、処理する人、利用する人と、
完全に役割を分業すれば、効率は上がりますし、
そこに今まで無かった雇用が生まれます。
10年後にはハンターの数が半分以下になっており、
ますます深刻な状態となりますよね。
しかし、次世代のハンター育成も必要ですが、
後方支援部隊の育成も必要だと、研修会では発言させていただきました。
北海道環境科学研究センターの某室長からも、この考え方について
絶賛されたところです。
私は今のハンターさん達には、もっと捕獲する余力があると
感じております。その足かせとなる残滓処理や販売ルートの確立、
利用促進の普及は、やはり行政側でバックアップするのが、
必要だと考えています。
現在、北海道では年間7万頭の鹿が捕獲されています。
しかし、出生率やセンサスから考えると、この数字は物足りないどころか
その年に生まれる鹿を捕獲することもままならない状況です。
色々なやり方はありますが、雌鹿を短期間の内に大量に捕獲しなければ
個体数はどんどん増えていきます。
雌鹿の捕獲は特に手厚い報奨金を出したり、
残滓処理をバックアップしたりすることが必要です。
理想で行けば、少なくてもこの倍の15万頭は捕獲したいところです。
大変長くなりましたので、また次の機会にご紹介させてください。
Posted by T主
at 2009年03月20日 10:40

JOHN DEER さん
うちの街も担当者のところで書類が止まってましたので、
激怒しておいたところです。
しかも、旅費がないから・・・などと最初から逃げ腰で・・・
行政職員以外も来てましたよ!
長野県から駆除の依託を受けている、民間会社の社長とかも
推薦書があれば良かったようです。
中身がたくさんある中で、すぐに活用できるものもあり、
早速、動こうと思ってます。
正直、朝から晩までエゾシカを考えている仕事をされている
そんな仕事もあるんあな・・・と感じましたよ。
自治体職員は使ってナンボですから、どんどん情報を入れて
育てていくことも必要ですね。
そんな技ならいつでも伝授しますので、連絡ください。
うちの街も担当者のところで書類が止まってましたので、
激怒しておいたところです。
しかも、旅費がないから・・・などと最初から逃げ腰で・・・
行政職員以外も来てましたよ!
長野県から駆除の依託を受けている、民間会社の社長とかも
推薦書があれば良かったようです。
中身がたくさんある中で、すぐに活用できるものもあり、
早速、動こうと思ってます。
正直、朝から晩までエゾシカを考えている仕事をされている
そんな仕事もあるんあな・・・と感じましたよ。
自治体職員は使ってナンボですから、どんどん情報を入れて
育てていくことも必要ですね。
そんな技ならいつでも伝授しますので、連絡ください。
Posted by T主
at 2009年03月20日 11:14

私は紛れも無くハンティングを楽しんでいる部類の人間です。
精力的に動かれているT主さんのブログを読んでいると
頭が下がる思いです。
私個人・・素人として知りたい事がたくさんありますので
次回お会いした時にでも宜しくお願い致します。
精力的に動かれているT主さんのブログを読んでいると
頭が下がる思いです。
私個人・・素人として知りたい事がたくさんありますので
次回お会いした時にでも宜しくお願い致します。
Posted by ウルフ at 2009年03月20日 11:48
お疲れ様でした
私も数年前からブログに異常事態を書いていますが、、、、
一般ハンターは気にしていませんよ
逆に「偉そうな事を言うな 遊べればそれでイイ」なんて言い出す始末
本当の駆除で考えるなら メス駆除のみにするべき
スキーで 歩きで 山を歩いていると感じると思いますよ
温暖化・小雪・ニュータイプ化 野生生物は順応していますが、人間は順応していません
役所関係・狩猟者団体も 視点を変える という事をしませんからね
実際にミーティングが必要ですねぇ~
もちろん シラフで(爆
あとはオフラインでお話しましょう Sさん、Iさんは強制参加(笑
私も数年前からブログに異常事態を書いていますが、、、、
一般ハンターは気にしていませんよ
逆に「偉そうな事を言うな 遊べればそれでイイ」なんて言い出す始末
本当の駆除で考えるなら メス駆除のみにするべき
スキーで 歩きで 山を歩いていると感じると思いますよ
温暖化・小雪・ニュータイプ化 野生生物は順応していますが、人間は順応していません
役所関係・狩猟者団体も 視点を変える という事をしませんからね
実際にミーティングが必要ですねぇ~
もちろん シラフで(爆
あとはオフラインでお話しましょう Sさん、Iさんは強制参加(笑
Posted by はんてぃんぐねっと@しゃちょ~ at 2009年03月20日 13:23
ウルフ さん
私で良ければ、いつでもお尋ねください。
猟友会の活動を否定はしませんし、彼らの協力も必要です。
猟友会の組織(全国)の活動は、本来純粋に狩猟を楽しむ目的です。
そこに、社会貢献出来る部分が、おまけ程度にある・・・状態です。
個人でも『保護管理』を行うためには、やはり『個人』と『保護管理』を
真剣に考える志ある者が集う必要があります。
私だって、狩猟を楽しむだけのハンターでしたし、
ウルフさんと同じですよ。
『保護管理』は、エゾシカに留まらず、全てのワイルドアニマルを
知ることから始める必要があります。
その次は、外来種のアライグマなんかに手を付けたいですね。
そういう仕事が出来ればいいなと考えてます。
私自身も、もっとお勉強が必要ですので、
知り得た情報などは、出来る限りお伝えしたいと考えます
でも、ウルフさんが知っていることも、私とはまた違った面から
たくさんあろうかと思いますので、私にもご指導お願いしますね。
私で良ければ、いつでもお尋ねください。
猟友会の活動を否定はしませんし、彼らの協力も必要です。
猟友会の組織(全国)の活動は、本来純粋に狩猟を楽しむ目的です。
そこに、社会貢献出来る部分が、おまけ程度にある・・・状態です。
個人でも『保護管理』を行うためには、やはり『個人』と『保護管理』を
真剣に考える志ある者が集う必要があります。
私だって、狩猟を楽しむだけのハンターでしたし、
ウルフさんと同じですよ。
『保護管理』は、エゾシカに留まらず、全てのワイルドアニマルを
知ることから始める必要があります。
その次は、外来種のアライグマなんかに手を付けたいですね。
そういう仕事が出来ればいいなと考えてます。
私自身も、もっとお勉強が必要ですので、
知り得た情報などは、出来る限りお伝えしたいと考えます
でも、ウルフさんが知っていることも、私とはまた違った面から
たくさんあろうかと思いますので、私にもご指導お願いしますね。
Posted by T主
at 2009年03月20日 17:43

はんてぃんぐねっと@しゃちょ~ さん
私がいつも悶々と、なぜ満足が得られないんだろう・・・と考えていたことが
すでに数年前から、しゃちょ~さんは訴えていましたし、
それを実際に自分自身で感じて、やっとここまでこれた感じです。
この扉を開けたら・・・
もう、永遠に突き進むしかないかもしれませんね。
でも、それだけの値があるというか、ライフワークとして相応しい
スケールだと感じました。
当然ながら、この志を持つ者は、必ずどの分野にもいる・・・
それが解っただけで、非常に自信に繋がりました。
私の趣味でもある、フィッシングでも、間違ったことが行われてますよね。
フィッシングの満足だけで、外来種を放流して、在来種を駆逐する。
皆さんが好きなレインボーだって、もともとは外来種です。
しかも食用として、輸入された経緯もあります。
私が渓流から心が離れたのは、このわだかまりを、どうしても消すことが
できず・・・というところから始まりました。
外来種を放流することが、自然環境に良いことなのか?
それを一生懸命に活動されている人もおりますが・・・
私は魚を育てたければ、森を育てろ! と言いたいです。
成魚を放流するのは、自分たちが釣りを楽しみたいというエゴだけなのに
それを自然環境だと言い、エゴを隠すのには馴染めないんです。
話は逸れましたが、Sさん、Iさんとのミーティングには、
是非参加させてください。絶対に駆けつけます。
シラフでも酔っぱらいでも大丈夫ですよ!
私がいつも悶々と、なぜ満足が得られないんだろう・・・と考えていたことが
すでに数年前から、しゃちょ~さんは訴えていましたし、
それを実際に自分自身で感じて、やっとここまでこれた感じです。
この扉を開けたら・・・
もう、永遠に突き進むしかないかもしれませんね。
でも、それだけの値があるというか、ライフワークとして相応しい
スケールだと感じました。
当然ながら、この志を持つ者は、必ずどの分野にもいる・・・
それが解っただけで、非常に自信に繋がりました。
私の趣味でもある、フィッシングでも、間違ったことが行われてますよね。
フィッシングの満足だけで、外来種を放流して、在来種を駆逐する。
皆さんが好きなレインボーだって、もともとは外来種です。
しかも食用として、輸入された経緯もあります。
私が渓流から心が離れたのは、このわだかまりを、どうしても消すことが
できず・・・というところから始まりました。
外来種を放流することが、自然環境に良いことなのか?
それを一生懸命に活動されている人もおりますが・・・
私は魚を育てたければ、森を育てろ! と言いたいです。
成魚を放流するのは、自分たちが釣りを楽しみたいというエゴだけなのに
それを自然環境だと言い、エゴを隠すのには馴染めないんです。
話は逸れましたが、Sさん、Iさんとのミーティングには、
是非参加させてください。絶対に駆けつけます。
シラフでも酔っぱらいでも大丈夫ですよ!
Posted by T主
at 2009年03月20日 18:01

理想と現実の間には大きなギャップが有ります。
お膳立てをしてもらわなければ行動出来ないハンターが多い昨今、T主さんの様な理想を追い求めるハンターが一人でも多くなることを望みます。
私の地域のハンターは、楽しみの域はすでに越えているのが現状です。
猟友に協力を要請するにも、あまり強く言うと嫌われかねません(涙
お膳立てをしてもらわなければ行動出来ないハンターが多い昨今、T主さんの様な理想を追い求めるハンターが一人でも多くなることを望みます。
私の地域のハンターは、楽しみの域はすでに越えているのが現状です。
猟友に協力を要請するにも、あまり強く言うと嫌われかねません(涙
Posted by 北の狩人 at 2009年03月20日 21:53
北の狩人 さん
コメントありがとうございます。
私のところも、猟友会支部に、直接訴えても、きっと誰も動いてくれない
そんな状況があります。
今までの路線のままでは、上手くいかない部分も、嫌なほど分かり、
その部分を行政が手助けできるようにしてもらうか、
全く新しい概念でやっていくか・・・
国の担当者でも、まだ決めかねていると言う状態ですね。
私自身は、どちらの方法も実施すべきと、発言してきました。
来年は霞ヶ関の予算で、ホワイトバッファローを見学しに
海外へ行かせろ!まで言ってきたんですけどね。爆
まあ、そんな予算があるなら、法令改正を進めてもらいたいもんです。
代議士諸先生にお願いしても、時限立法でしか法令改正できなかったり
今は頼りにならないですからね・・・
ハンター党でも結成しなきゃ、本当に施策反映してもらえない風が
強まる一方ですね。
今後ともご意見などをお寄せいただけるとありがたいです。
コメントありがとうございます。
私のところも、猟友会支部に、直接訴えても、きっと誰も動いてくれない
そんな状況があります。
今までの路線のままでは、上手くいかない部分も、嫌なほど分かり、
その部分を行政が手助けできるようにしてもらうか、
全く新しい概念でやっていくか・・・
国の担当者でも、まだ決めかねていると言う状態ですね。
私自身は、どちらの方法も実施すべきと、発言してきました。
来年は霞ヶ関の予算で、ホワイトバッファローを見学しに
海外へ行かせろ!まで言ってきたんですけどね。爆
まあ、そんな予算があるなら、法令改正を進めてもらいたいもんです。
代議士諸先生にお願いしても、時限立法でしか法令改正できなかったり
今は頼りにならないですからね・・・
ハンター党でも結成しなきゃ、本当に施策反映してもらえない風が
強まる一方ですね。
今後ともご意見などをお寄せいただけるとありがたいです。
Posted by T主
at 2009年03月21日 10:22

みなさん、はじめまして。
こちらには初登場になります。道北に住んで狩猟2シーズンを終えました。
主に一人でひっそりとスキーを使ってハンティングを楽しんでいるあそぼと申します。(もちろん次期戦闘車両にはアーゴ&マックスを夢見る一人になりました)
今回、T主さんを初めみなさんの熱い思いを見せていただき、初登場を決めました。
僕も安全に(肉もハンターも)、おいしく、楽しく食べられたらいいな~ぐらいで過ごしてきました。でも、乱獲と言われないようにと思いながら、取りすぎに注意しながら、山を歩いていましたが、鹿の数と木の悲惨な状況を見るにつけて、乱獲を正当化するための理屈ではなく、適正な数というのがあるのではないか?と思っていたところです。
そんな中、同じ北海道にこんなにも熱い思いを持っている方が多いことを知り感動に近い物を感じています。
ネットでのつながりですが、今すぐにでもみなさんとお会いしてお話をしたいぐらいです。
猟友会には入っていますが一定の距離をもってのおつきあいです。精神的に、知識的にみなさんとこうしてやり取りができることを幸せに感じています。今後もよろしくお願いいたします。
こちらには初登場になります。道北に住んで狩猟2シーズンを終えました。
主に一人でひっそりとスキーを使ってハンティングを楽しんでいるあそぼと申します。(もちろん次期戦闘車両にはアーゴ&マックスを夢見る一人になりました)
今回、T主さんを初めみなさんの熱い思いを見せていただき、初登場を決めました。
僕も安全に(肉もハンターも)、おいしく、楽しく食べられたらいいな~ぐらいで過ごしてきました。でも、乱獲と言われないようにと思いながら、取りすぎに注意しながら、山を歩いていましたが、鹿の数と木の悲惨な状況を見るにつけて、乱獲を正当化するための理屈ではなく、適正な数というのがあるのではないか?と思っていたところです。
そんな中、同じ北海道にこんなにも熱い思いを持っている方が多いことを知り感動に近い物を感じています。
ネットでのつながりですが、今すぐにでもみなさんとお会いしてお話をしたいぐらいです。
猟友会には入っていますが一定の距離をもってのおつきあいです。精神的に、知識的にみなさんとこうしてやり取りができることを幸せに感じています。今後もよろしくお願いいたします。
Posted by あそぼ at 2009年03月24日 06:24
あそぼ さん
コメントありがとうございます。
その感覚にお気づきのようですから、保護管理の立場から現場を
見て居るのだと思いますよ。
狩猟でおいしい肉を食べる為に撃つ
これは、必要な量だけを確保出来ればいいわけです。
それなのに、駆除の意味も込めて、多めに獲ってくださいと言われても、
その処理やなんやかんやで、結局一人で出来ることは限られちゃいます。
そんな現場目線が、お役人さんには無かった・・・時代が続いてきました。
これからは、狩猟による楽しみと、保護管理による捕獲は、
別々に考える必要があると、お役人さんの中でも、現場目線を知っている
お役人さんは、動き始めてくれてます。
大学教授も自然動物研究者も、動いてる人がいます。
私はそれらの考えに近いと感じたので、何か出来ることはないか・・・と
モチベーションが上がったのです。
つたない私のブログから、ネットワークが生まれていくことは、
管理人冥利に尽きます。
これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
その感覚にお気づきのようですから、保護管理の立場から現場を
見て居るのだと思いますよ。
狩猟でおいしい肉を食べる為に撃つ
これは、必要な量だけを確保出来ればいいわけです。
それなのに、駆除の意味も込めて、多めに獲ってくださいと言われても、
その処理やなんやかんやで、結局一人で出来ることは限られちゃいます。
そんな現場目線が、お役人さんには無かった・・・時代が続いてきました。
これからは、狩猟による楽しみと、保護管理による捕獲は、
別々に考える必要があると、お役人さんの中でも、現場目線を知っている
お役人さんは、動き始めてくれてます。
大学教授も自然動物研究者も、動いてる人がいます。
私はそれらの考えに近いと感じたので、何か出来ることはないか・・・と
モチベーションが上がったのです。
つたない私のブログから、ネットワークが生まれていくことは、
管理人冥利に尽きます。
これからもよろしくお願いします。
Posted by T主 at 2009年03月24日 09:16
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