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2009年02月04日

最後の刻

もう20年前に 支部の事務局を務めていたN氏が
心筋梗塞により亡くなってしまった。
死後3日経った状態で、死因は心筋梗塞とのこと。

N氏は銃関係某種目で国体選手だった。
小柄な体格のため、かなり体を鍛えて戦っていたが
その分は引退を早めたようだ。

正月の2日から猟に出ていた私と、
猟場付近の道路に車を止めて、挨拶を交わし、情報交換をして
お互いにがんばろう!と、言っていたばかりだった。
年齢は75歳を超えて、奥さんを早くに亡くして一人暮らし
札幌に住む娘が唯一の家族であり、ほぼ毎日電話で安否を確認していたらしい
1/31の電話を最後に連絡が付かなくなり、翌々日に家まで来て確認。
胸に手を当てて、苦痛の表情のまま冷たくなっていたそうだ。

独特のゆったりとした口調で話す姿は、
どこか暖かさがあって、決して猟果を自慢せず、
楽しみながら、誰よりも鴨猟を得意としていた。
N氏が獲った鴨じゃないと買わない・・・・そんな業者もいたが、
仕事が丁寧なだけではなく、こういう人柄からも
オーダーがあったのだろうと察しが付く。

晩年は鹿猟は、解体が大変だし、体が言うことを聞かないからと
単独猟をマイペースで続けていた。
どんな思いで亡くなっていったのかわからないが、
奇しくも私の父と同じ心筋梗塞なので、
私もフラッシュバックして、亡き父を思い出す。

正月に会った時には、孫が来ているから、猟に出られなかったとか
お年玉をせびられたなどと、目を細めて笑っていた表情が思い浮かぶ。
そんなN氏の冥福を祈る。



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この記事へのコメント
久しぶりです。
後輩を育てる(一緒に楽しむ)ことに戸惑っているようですね。
一緒に楽しむにも、相手の銃に対する扱いや注意力にもよりますね。
弾が入っていて暴発は、冗談では済まされませんもね。

Nさん、亡くなったのですか?(多分、私の知っている人と同じかな?)
こちらの猟場で一度お話をした事があります。
私は、初猟でシャープの空気銃で鴨猟をやっていた時に、あらわれ場所を譲ってあげると、みごとに鴨を撃ち落し頂いた記憶があります。その時に鴨の捌きかたも教えてもらいました。見事でした。
顔が黒くて優しい感じの人でした。その後も、私の町の川で何度も拝見しました。ベテランの方が亡くなるのは、寂しいですね。
ご冥福をお祈りします。
Posted by nonn at 2009年02月04日 19:01
  nonn さん

 そうなんです。鴨猟で彼の右に出る人はいませんでした。
 本当に惜しいです。

 新人くんと猟に出ることや、育てることには戸惑ってないんです。
 はっきり言うと、その新人くんよりも、ベテラン達の考え方に
 戸惑っているという感じです。

 良かれと思いやることが、やれ、お前は派閥を作ろうとしてる・・・とか
 やれ、徒党を組まなきゃ何もできんのか・・・などの態度ですね。
 S氏が私達ひよっこを連れて歩いていたときに、他のベテランがS氏に
 向けて言った言葉です。
 それなのに、そのS氏が私に同じ事を言っているような・・・
 そんな噂を聞いたものですから・・・

 本当だとしたら、悲しいことですから、あまり刺激したくない
 今日この頃です。
Posted by T主 at 2009年02月04日 20:14
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