2010年03月01日
報告【新人・機動猟のすすめ】その1
天候にも恵まれて、事故もなく猟果にも恵まれ
かなり楽しく、このセミナーを完了できましたことを
ご報告いたしますとともに、ご協力いただいた
関係各位の皆さまに、感謝を申し上げます。
かなり楽しく、このセミナーを完了できましたことを
ご報告いたしますとともに、ご協力いただいた
関係各位の皆さまに、感謝を申し上げます。

今回の参加者の皆さんと、最後に記念撮影しました。
この皆さんの笑顔からも、今回参加できなかった方も
セミナー形式の猟法に参加した充実度が、
伝わるかと思います。
今回のセミナーは、
第1に、新たな猟法として、スノーモービルを駆使して、荷役負担を軽減する
ことを重要視しています。
これは、若手ハンターの一番の難題であるゾンメルスキーを履いての猟のは、
あまりにも犠牲が大きいことから、若手の狩猟離れが継続していることへの対策です。
正直、スキーを履いて獲物を引いて帰ってくるのは、体力的にもかなりしんどい訳です。
私など、心臓が爆発しそうでしたし、もう2度と行くもんか・・・とさえ思えました。
楽しいとは感じなかったのです。
猟には、まず探索、発見し発砲、回収と作業が続きます。
撃って終わりの射撃とは、全く異なるものです。
鉄砲撃ちなのか、クロスカントリーに行っているのか分からないほど、
鉄砲を扱う時間はわずかで、あとはただの重しにしかなりません。
とてもじゃないですが、2頭も獲る気にはなりません。
自分でもそうなのに、全ての動作、判断に余裕のない新人を
こんな過酷な世界に連れて行っても、よっぽどの体力自慢じゃない限りは、
楽しいと思う訳がないんです。
若手ハンターの育成が進まない第一の原因だと思います。
第2に、これだけの重労働ですから、ハンター目線で要らない物は捨ててくる・・・
そんな実態が社会的にも問題視されてます。残滓未処理問題です。
本来は新人ハンターに、正しいことを教える立場のベテランが、
抜いた腹を置いてくる・・・
森の番人となったはずの人間の、なれの果てか・・・とガッカリするもんです。
しかも、ベテラン達はその行為を正当化する、子供のような言い訳もします。
でも、抜いた腹なんか、土嚢袋に入れてモービルで、鹿と一緒に引っ張れば、
何の苦労もないです。もも肉一本分の重さ程度ですよ!
それを、持って帰ってくることが出来ないくらいの重さだというならば、
ハンターとしては不適合だと思います。狩猟免許試験には体力も評価しなきゃ
ダメですよね。
そして、新人教育との名の下に、新人には発砲もさせず、
ただの荷役労働を課し、ベテラン本人は次から次へ発砲・・・
そんな猟のどこが指導や教育なんでしょうか?
ハンター業界は軍隊なんですか? 本当に笑っちゃいます。
だから、ベテランは浅薄なインチキ知識を切り売りして、
新人を荷役としか扱わない猟にばかりいくから、
誰も付いてこなくなるんですよ。
そんな面白くない辛いだけの猟に行くくらいなら、
獲れなくても良いから、自分だけで猟に行った方がマシと
私も思いました。
そのためには全て自己完結できる必要があります。
最終的には本セミナーも、そこへの到達が目的です。
私達の世代は、やる気になれば、全国津々浦々のハンターと
ネットで情報交換が出来ます。
その情報量は、ベテラン達の浅薄な知識とは比べようがないほどの
情報量です。
ただ、知識だけでは猟は出来ません。体力も必要です。
それに、今回のように重労働荷役を、機械に行わせることで、
楽しい時間を増やす方が、また行きたい! と思う猟になると思うんです。
そして、一番大切なのは、心がけです。
森の番人としての心がけ・・・
自分が撃った獲物なのに、回収しても要らないという、とんでもない
ハンターもいます。
だったら、撃つな! 猟場に来るな!
対象物の命をなんだと思っているんだ?
どんなにキャリアがあっても、銃の知識があっても、
そんなヤツは、猟を行う資格すらない。
この心がけは、ただのんべんだらりと猟をやっているようなヤツには、
芽生えることはない。
私はこういうハンターとは、口をききたくない。
学ぶべき事も無い輩だと思うので、目の前から消えて欲しい。
もう、口だけ番長さん達を恐れることは無くなると思いますよ
このセミナーをくぐれば・・・
さて、今回はこの辺で・・・
その2へ続く
Posted by T主 at 11:48│Comments(4)
この記事へのコメント
T主さん こんばんは。
7人ですか。
たくさん集まりましたね!
今回集まった仲間が、これから所持を考えている初心者さんの
良いお手本になれる事と、正統なハンター人生を送ってもらえれば
良いですね!
7人ですか。
たくさん集まりましたね!
今回集まった仲間が、これから所持を考えている初心者さんの
良いお手本になれる事と、正統なハンター人生を送ってもらえれば
良いですね!
Posted by A-BOLT at 2010年03月01日 18:59
A-BOLT さん
7人はちょうど良い~少し多いかな・・・という感じでした。
フィールドは広いですが、モービル猟になると、
そんなに広さを感じないんです。
ちなみに、総走行距離は人それぞれですが、65~75kmです。
遠くの獲物や回収のこんな場所での目撃頭数も20~40頭で、
全体では4頭の捕獲となりました。
あそぼさんや他の人達が、さらにご自分達の周りで
善良ハンターを育てる指導者となっていって欲しいので、
次回からは【指導者・機動猟のすすめ】にタイトル変更
となる予定です。
ただ猟果に捕らわれるだけではない、モービルで行かなければ
見れない景色や、手つかずの自然の表情を見ながらの猟となり
私自身も忘れられない時間となりました。
また、何も言わずに一緒にガイドやバックアップに回ってくれた
仲間達のありがたさも身に染みました。
本当の猟は、こんなに楽しいんだと、私自身も再認識して
仲間達に感謝する次第です。
息のあったモービル猟でした。あの一体感を味わうと、
次も一緒に行こうね! となります。
A-BOLTさんも是非、一緒に回りましょうね。
7人はちょうど良い~少し多いかな・・・という感じでした。
フィールドは広いですが、モービル猟になると、
そんなに広さを感じないんです。
ちなみに、総走行距離は人それぞれですが、65~75kmです。
遠くの獲物や回収のこんな場所での目撃頭数も20~40頭で、
全体では4頭の捕獲となりました。
あそぼさんや他の人達が、さらにご自分達の周りで
善良ハンターを育てる指導者となっていって欲しいので、
次回からは【指導者・機動猟のすすめ】にタイトル変更
となる予定です。
ただ猟果に捕らわれるだけではない、モービルで行かなければ
見れない景色や、手つかずの自然の表情を見ながらの猟となり
私自身も忘れられない時間となりました。
また、何も言わずに一緒にガイドやバックアップに回ってくれた
仲間達のありがたさも身に染みました。
本当の猟は、こんなに楽しいんだと、私自身も再認識して
仲間達に感謝する次第です。
息のあったモービル猟でした。あの一体感を味わうと、
次も一緒に行こうね! となります。
A-BOLTさんも是非、一緒に回りましょうね。
Posted by T主 at 2010年03月01日 20:57
試みが満足な結果に終わった事に拍手を送ります。
気のあった猟友との狩猟はホントに楽しいものですよね。
スノーモビルでの走行距離が70kmとの事、それだけの距離を走る事だけでも楽しかったでしょうね。
次回からは【指導者・機動猟のすすめ】とするとの事、指導者と自称する事への自信に敬意を表します。
是非、増えすぎるエゾシカの抑止に役だって頂けますよう期待しております。
気のあった猟友との狩猟はホントに楽しいものですよね。
スノーモビルでの走行距離が70kmとの事、それだけの距離を走る事だけでも楽しかったでしょうね。
次回からは【指導者・機動猟のすすめ】とするとの事、指導者と自称する事への自信に敬意を表します。
是非、増えすぎるエゾシカの抑止に役だって頂けますよう期待しております。
Posted by 北の狩人 at 2010年03月01日 21:48
北の狩人 さん
色々と考えさせられたことも事実です。
増えすぎた鹿の抑止に・・・とのことですが、
最近思うことは、これを資源として考え直す時期じゃないかと・・・
やっかいで困ったものと言えば、私の町には流氷ってやつが
有名なんですが、今や観光資源になってますからね。
時代が変われば、というか、頭の硬い行政の連中が変われば、
この厄介者を資源に変換できる世の中にしていくことが
大切なのかと考えが及んでいます。
いくら獲っても、増え続ける衣食住の条件が揃っているうちは
堂々巡りではないかと・・・しかも、肝心の道庁は、
獲ったあとのことを、各市町村に押しつけます。
本来ならば、廃棄物なのか資源なのかを、道筋付けから
始めなければならないことを後回しにして、捕獲優先の考えで
プロハンター育成なんてほざいてます。
私には、この考え方がどうにも、やってますよ!のアクションにしか
うつらないのです。
最後になりますが・・・
> 次回からは【指導者・機動猟のすすめ】とするとの事、
> 指導者と自称する事への自信に敬意を表します。
この文章が理解できません。
私は自分を指導者だと自称してませんし、自信などという感情も
ありません。私を指し示しているのでしょうか?
じゃないとすると、誰のことでしょうか?教えてください。
私達の世代は、銃を持つ人が極端に少ないことは、
社会的な背景もありますし、法規制の強化も関係してると
思います。まして、人口比率から言っても、団塊の世代の
半分ほどの人口です。
そんな中で、正しい行いをする事が当たり前であるという
輪を広げたいことなどもあり、現在主流の自分が属している
猟友会支部の先輩から教えられるのを待つのではなく、
自分から積極的に、いろいろなスタイルを学び、自分に適した
猟法に進化させていける、そんな向上心が求められると
考えています。
古い考えを否定するのではなく、新しい物を取り入れながら
進化を続けることこそ、関係業界の発展にも繋がるものと
信じております。
出来ることからコツコツとの第一歩であり、今度は参加者の
皆さんがそれぞれで、企画して行ってくれれば幸いです。
私は自分の仕事柄、今年は資源としての利活用の定着を
促進することを、平行して行っていこうと考えてます。
誰のための有害駆除なのか・・・
どこからが有害なのか・・・
被害者は自己防衛しているのだろうか・・・
もっと明確に自分の進む道を、見つめ直そうとも考えています。
ですから、増えすぎるエゾシカの抑止というよりは、
増えても資源化できる世の中というものを実現出来ればと
考えています。
もう、狩猟だけで個体数コントロールできないところまで
この問題は進行しています。4年で倍の頭数に増えている事実・・・
動き出すのが遅すぎる行政が、どう責任をとるのかを責めるより
どうやって有効利用するかを考える時期なのでは・・・と
考えることもあります。
色々と考えさせられたことも事実です。
増えすぎた鹿の抑止に・・・とのことですが、
最近思うことは、これを資源として考え直す時期じゃないかと・・・
やっかいで困ったものと言えば、私の町には流氷ってやつが
有名なんですが、今や観光資源になってますからね。
時代が変われば、というか、頭の硬い行政の連中が変われば、
この厄介者を資源に変換できる世の中にしていくことが
大切なのかと考えが及んでいます。
いくら獲っても、増え続ける衣食住の条件が揃っているうちは
堂々巡りではないかと・・・しかも、肝心の道庁は、
獲ったあとのことを、各市町村に押しつけます。
本来ならば、廃棄物なのか資源なのかを、道筋付けから
始めなければならないことを後回しにして、捕獲優先の考えで
プロハンター育成なんてほざいてます。
私には、この考え方がどうにも、やってますよ!のアクションにしか
うつらないのです。
最後になりますが・・・
> 次回からは【指導者・機動猟のすすめ】とするとの事、
> 指導者と自称する事への自信に敬意を表します。
この文章が理解できません。
私は自分を指導者だと自称してませんし、自信などという感情も
ありません。私を指し示しているのでしょうか?
じゃないとすると、誰のことでしょうか?教えてください。
私達の世代は、銃を持つ人が極端に少ないことは、
社会的な背景もありますし、法規制の強化も関係してると
思います。まして、人口比率から言っても、団塊の世代の
半分ほどの人口です。
そんな中で、正しい行いをする事が当たり前であるという
輪を広げたいことなどもあり、現在主流の自分が属している
猟友会支部の先輩から教えられるのを待つのではなく、
自分から積極的に、いろいろなスタイルを学び、自分に適した
猟法に進化させていける、そんな向上心が求められると
考えています。
古い考えを否定するのではなく、新しい物を取り入れながら
進化を続けることこそ、関係業界の発展にも繋がるものと
信じております。
出来ることからコツコツとの第一歩であり、今度は参加者の
皆さんがそれぞれで、企画して行ってくれれば幸いです。
私は自分の仕事柄、今年は資源としての利活用の定着を
促進することを、平行して行っていこうと考えてます。
誰のための有害駆除なのか・・・
どこからが有害なのか・・・
被害者は自己防衛しているのだろうか・・・
もっと明確に自分の進む道を、見つめ直そうとも考えています。
ですから、増えすぎるエゾシカの抑止というよりは、
増えても資源化できる世の中というものを実現出来ればと
考えています。
もう、狩猟だけで個体数コントロールできないところまで
この問題は進行しています。4年で倍の頭数に増えている事実・・・
動き出すのが遅すぎる行政が、どう責任をとるのかを責めるより
どうやって有効利用するかを考える時期なのでは・・・と
考えることもあります。
Posted by T主 at 2010年03月01日 22:19
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