育成プログラム

T主

2009年02月03日 11:47

H20から銃を持ち、うちの支部に入部してきた新人くんから

鹿の獲り方を教えてくださ~い って電話が来ていたときには

私は既に猟場にいたり・・・で、なかなか一緒に回ることがないまま

時間は流れていた。

懲りずに、彼はまた電話をくれた訳だが・・・・
正直、私が教えてもらう立場なんですよ!

と、やんわりと断りました。爆

私のデビューの時もそうでしたが、ベテランが2,3人ついてくれて

みっちり指導を受けたわけです。

その新人くんにも、同じようにベテランに着いて行け! と、

アドバイスしましたが・・・・

知らない人ばっかりで、どうして良いかわからないらしい。

でも、彼は私の師匠でもあるS氏が、所持までの世話をしていたので、

S氏にまめに連絡を取って、連れて行ってもらうのがベストなんだけど、

彼にとってはS氏は、さしずめ雲の上の人らしく、

お願いするのも、躊躇している・・・という。


気持ちはわからなくはないが、恩返しは出来るし、S氏だっていつまで猟を続けられるか

わからないんだし、今のうちに吸収できることは貪欲に吸収した方が良い。

また、S氏は次期の事務局をやりたがっていたし、その素質もあったのだが、

なぜか事務局は私に振られて、正直なところS氏は私のことをあまり良く思っていないようだ。

それでも、お互いに大人なので、今でも師弟関係は決して崩すことなく、振る舞っている。


こういう、人間関係は社会人なら、どこででも経験するだろう。

正直、考えても何も解決しないことが多いので、時の流れに身を任せテレサテンが無難だ。

そんな状況で、私が新人くんを連れて歩いている・・・なんてことを、

S氏が知ればどういうことになるか、私には想像ができる。

そこで・・・

俺も一緒にS氏に頼んであげるから、やっぱりエゾシカ猟という物を自己完結できるように

S氏に付いて覚えた方が、早道だよ! と言葉を掛けた。

獲物の発見から残滓処理までの自己完結が出来れば、単独猟の楽しさもわかるようになる。

新人くんは、スラッグ弾を撃っているとのことなので、サボスラ用のハーフライフル銃身も

手放す人がいないか、みんなに聞いてあげることにした。


新人くんも大変だろうけど、S氏がへそ曲げないようにがんばってもらいたい。

この手の余計な気遣いが疲れて、みんな辞めちゃったり、飛び込めなかったりするんだろうね。

でも、ハンターは一人で自己完結できれば、十分楽しい趣味となるし、

そりゃ、みんなでワイワイやるのも楽しいけど、醍醐味は単独猟かな・・・と

最近思っているとこですわ。
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